【クトゥルフ神話】親子で恐怖に立ち向かう。果たして6歳児はできるのか?【協力型ボードゲーム】

パンデミッククトゥルフの呼び声

1.6歳児でもできた! ボードゲーム「クトゥルフの呼び声」

息子が何故かクトゥルフに興味を持ちました。

父として何かできることはないか?

僕にできることはこれでした。

「よし! ゲームしよう」

秘蔵のボードゲームコレクションからまさか早くもコイツを出すことになるとは。

果たしてできるのか? 14歳以上推奨ってなってるよ! SAN値判定もあるよ!

狂気とか危うげな言葉が飛び交うけど大丈夫?

で、結果。

6歳児でもできるよ!
(サポート必須だけどね!)

ずっと説明しっぱなしで喉が痛くなりました。

でも無事に息子と完走。邪神の復活阻止は成功しました。

パンデミックシリーズのいいところは難易度が調整できるところ。
激ヌル難易度にできるので安心して楽しめます。
協力ゲームであることも利点です。
プレイヤーが勝つか、ゲームが勝つか。
みんなで協力して勝利を目指しましょう。

2.息子よ。どこで覚えた「クトゥルフ」なんて。

ある日、息子は言った。

「クトゥルフって何?」

つたない言葉で。

だが、確かにそう聞こえた。

僕が驚いたのも無理はないだろう。

この世界でどれだけの人が「クトゥルフ」について知っているだろう?

いや、いるはいるだろうが6歳児に不意に聞かれた人はそう多くあるまい?

かの有名な小説家「ハワード・フィリップ・ラヴクラフト」が生み出し「オーガスト・ダーレス」によって体系化。

その神話名はラヴクラフトが1926年に発表した小説「クトゥルフの呼び声」から取られている。

僕も何作品か読ませてもらい、得体の知れない恐怖を味わったものである。

多くの仲間によって世界を広げられ、今なお広がり続ける宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)。

全世界にファンは多く、日本でも独自の展開で新たなファンを作り続けている。

ボードゲーム界、とりわけTRPG界での人気は高く、僕も参加したいと思いながら過ごす今日この頃。

僕は動揺を隠しながら、聞き返した。

「なんだって?」

だってそうだろう? 

幸い僕はクトゥルフについて多少の知識はあったからよかったものの、全国的に見れば知らない人の方が多いんじゃないだろうか?

だから僕はもう1度聞いた。

ほんの少し喜びを滲ませながら。

「クトゥルフってなに?」

やっぱり、やっぱりだよ。

クトゥルフって言ってる。

なるほど、タブレットの画面にはっきりクトゥルフが表示されている。YouTubeが情報源のようだった。

(やるじゃない。YouTube)

とは声に出さずにつぶやいた。

3.パンデミック:クトゥルフの呼び声

6歳の未就学児にはまだ早いと思いながらも、これも教育のため(?)と自分に言い聞かせて用意したのが、

「パンデミック:クトゥルフの呼び声」

である。

我ながら最高の教材だなと喜びを隠しながらいそいそと準備を始める。

パンデミックは楽しいゲームだけれど準備が大変。

こればっかりは大人が頑張ろう。

大人気ボードゲーム「パンデミック」の独立拡張のため、単体で遊べます。
・対象年齢:14歳〜
・プレイ人数:2〜 4人
・プレイ時間:45分
・難易度⭐︎⭐︎⭐︎

さて、「クトゥルフ」といえば「SAN値」「SAN値」といえば「クトゥルフ」ですが、このゲームももちろん逃げられない。

SAN値」とはいわば「正気度」のこと。

旧支配者やその眷属たちに近づけば近づくほど精神はすり減り、やがて狂気に陥る。

作品世界の設定をうまく表現したシステム。

さまざまな場面でダイスを振る振る。

いつ狂気に陥るかヒヤヒヤしながら、握ったダイスに運命を託して。

プレイヤーはことあるごとにダイスロールをしながら、邪神たちの復活を阻止し、邪信徒をしりぞけ、4つの拠点を封印することを目指す。

数々の困難を乗り越え、封印に成功した時の興奮といったら。

是非とも、家族で、できれば4人でプレイしていただきたいゲーム。

1つ注意点として、他プレイヤーへの指示は控えましょう。

ターンプレイヤーの意思を尊重して楽しいゲームにしましょう。

4.まとめ:クトゥルフ入門にオススメ

6歳児でもできるボードゲーム「パンデミック:クトゥルフの呼び声」の紹介でした。

大人でも楽しめる。僕も大好きなゲームです。

「正気」とか「狂気」とか「邪教」とか危うい言葉がたくさん出てきますが大丈夫。

それをうまくごまかすのが大人の仕事。

クトゥルフ神話をざっくり知るのにも便利です。

ラヴクラフトの世界観を味わい、堪能するのにこれほど入りやすいゲームはありません。

やっぱり味方がいるって心強いね!

ホラーが苦手な人でも大丈夫。

何故ならホラーが苦手な息子は平気だったから!(?)

息子は、素晴らしいクリーチャー愛を持って生まれたようです。

さあ、旧支配者に立ち向かいましょう!

それでは良い1日を。