【ボードゲーム】お邪魔者レビュー【ルール】

1.いざ、開封

先日入手したお邪魔者を開封しました。

新しい物を開封するときはいつも楽しいですね!

基本データ
・対象年齢:8歳〜
・プレイ人数:3〜 10人
・プレイ時間:30分
・難易度⭐︎

2.カード解説

2-1.金鉱堀とお邪魔者

プレイヤーにランダムで配られるドワーフカードです。

ゲームを左右する大切な役割カード。

しかし、どっちも悪い顔してるなぁ。

ちなみに、左が善良なドワーフ、右の赤文字(サボトイアと読みます)が入っているのが悪いドワーフ、つまり、お邪魔者です。

ゲームプレイ時、最初にこのどちらかが配られます。

良いドワーフを配られたら金塊を目指し、たどり着いたら勝利です。

悪いドワーフ(お邪魔者)を配られたら、善いドワーフの邪魔をします。

善いドワーフが金塊にたどり着けなかったら、悪いドワーフが勝利します。

ちなみにゲームが始まって早々に、邪魔をすることは避けたほうが吉です。

フルボッコにされるから。

これがこのゲームのポイント。

正体隠匿です。

序盤はバレないようにうまく立ち回り、徐々に善いドワーフ達を惑わしていきましょう。

そして、気をつけなければならない事があります。

プレイヤー人数によって、カードをランダムに配ります。

その中に、必ずしもお邪魔者がいるとは限らないのです。

つまり、みんなが味方なのに、疑いながらゲームが進んでいく恐れもあるという事です。

これも本ゲームの醍醐味。

きっと、ゲームを終了した後に一層盛り上がるでしょう。

2-2.報酬金カードと目的地カード

左の山札が報酬金カード。

右の3枚のカードが目的地カードです。

報酬金カードは、ラウンド終了時の報酬になります。

善いドワーフか、悪いドワーフ、勝ったプレイヤーが受け取ることができるカードです。

ゲームは合計3ラウンド行われ、通して1番多く金塊を持っているプレイヤーが勝利します。

報酬金カードには1〜3の金塊が描かれており、その個数で勝者が決まります。

善いドワーフはランダムに、悪いドワーフは自分で選んで受け取ります。

目的地カードは、ラウンド開始時にランダムで配置します。

プレイヤーの目的はこの3枚の中の1つ、金塊を目指して進んでいきます。

3つのうちどれが果たして本物なのか?

そして、誰がお邪魔者なのか?

疑心暗鬼のまま奥へと進み、金塊を目指しましょう。

2-3.通路カード

プレイヤーが金塊を目指して配置していくカードです。

梯子の描かれた十字通路が、スタート位置になります。

配置する際は、通路の流れが矛盾のないように、配置していきます。

上下をひっくり返して配置することは可能ですが、カードを横に倒しての配置はできません。

2-4.アクションカード【お邪魔編】

左端は落石カードです。

すでに配置してある、通路カードに対して使います。

通路カードを1枚選択したら、そのカードを捨て札にします。

繋がっている通路の途中であっても、そのカードは捨て札となります。

ゴールする際には、スタート地点から一本の道に繋がっている必要があります。

タイミングよく使用することで、善いドワーフの邪魔ができるでしょう。

しかし、タイミングを謝ると、お邪魔者とバレてフルボッコです。

お気をつけて。

その他の3枚は壊れたランタン、トロッコ、ツルハシです。

壊れた道具カードは、プレイヤーに対して使います。

対象のプレイヤーの前に置いておきましょう。

この3枚のうち、どれか1枚でも置かれると通路カードが置けません。

同じ道具破壊カードは置けません。

違う種類のカードなら置くことができます。

1人のプレイヤーに対して、3種類3枚まで置けます。

適切に使って、邪魔をしましょう。

闇雲に使うと、場に不穏な空気が流れ出します。

お気をつけて。

2-5.アクションカード【お助け編】

左端は宝の地図カードです。

3枚あるゴールのうち、1枚をめくって確認することができます。

カードの使用者だけ見ることができます。

見た内容は、公言するのも秘密にするのも自由です。

その他の3枚は修理されたランタン、トロッコ、ツルハシです。

壊れた道具カードを置かれたプレイヤーに対して使います。

このカードを使うことで、壊れた道具カードを取り除くことができます。

また、このように2つのマークがある修理カードは、どちらか1つだけ修理することができます。

3.ゲーム準備

カードの初期配置はこのようになります。

目的地カードは、よく混ぜて配置してください。

スタートカードから、カード7枚分空けて目的地カードを置きます。

目的地カードは、上下カード1枚分空け、ランダムに配置します。

ゲームは全3ラウンドです。

各ラウンド毎に役割カードを混ぜて、裏向きで全員に1枚配ります。

他の人に見られないように確認し、裏向きで手元に置いておきます。

余った役割カードは、見られない場所に置いておきます。

ラウンド中は自分の役割を秘密にし、ラウンド終了時に役割を公開してください。

通路カードとアクションカードを混ぜて山札を作り、人数に合わせてカードを配ります。

3〜5人は6枚。

6〜7人は5枚。

8〜9人は4枚。

上記を初期手札とします。

4.ゲームの手順

適切に順番を決めたら、、時計回りに自分の手番を行います。

できることは3つあり、どれか1つを必ず行います。

1.通路カードを配置する。
2.アクションカードを使用する。
3.1枚捨ててパス。

この3つのどれか1つを行ったら山札からカードを1枚補充し、次のプレイヤーに手番が移ります。

山札がなくなっても、カードの補充はせず、残ったカードでゲームプレイを続けます。

今回は、妻と息子と3人でプレイ。

果たして、誰がお邪魔者なのか?

それとも皆善きドワーフなのか?

うーん。

家族といえど疑ってしまいますね。

ここで、宝の地図カードを使用。

1番上が金塊と判明。

みんな、上を目指すんだ。

ここで妻が怪しい動き。

僕にアクションカードで道具を壊しにかかりました。

僕も応酬。

大人の争いが繰り広げられます。

右上の行き止まりが邪魔だな。

ここは落石カードで除去。

さあ、あと一息。

僕が最後のカードを置いてゴール。

無事、金鉱堀が勝利しました。

さて、果たして誰がお邪魔者かな?

どうやら、心優しき息子だったようです。

悪になりきれなかった彼は、優しく僕らをサポートしてくれたのでした。

5.報酬金カードの分配

金カードを配ります。

金鉱堀が勝った場合、プレイ人数分報酬金カードを裏向きで取り出します。

今回は3人なので、3枚です。

金カードの束を最初にゴールした人が、内容を見た上で1枚とり、反時計回りで次の人に回します。

これをカードがなくなるまで続けます。

今回は僕が2枚、妻が1枚となります。

つまり、善いドワーフの中でも、1番にゴールした人は優遇されるというわけです。

そう、ただ協力してゴールするだけではなく、勝つためには自分が1番にゴールする必要があるのです。

恐ろしいですね。

お邪魔者が勝った場合は、そのラウンド内にいたお邪魔者の数で、報酬金カードの数が決まります。

1人なら金塊4個。

2人なら金塊3個。

3人なら金塊3個。

4人なら金塊2個。

になるように、報酬金カードの山札から選んで獲得します。

6.まとめ

このコンパクトサイズのゲームの中には、様々なゲームの要素が含まれています。

・協力ゲーム:みんなでゴールを目指す。

・正体隠匿ゲーム:お邪魔者は果たして誰だ?

・カード配置ゲーム:うまく道をつなげよう。

・レースゲーム:誰が最初にゴールするのか?

様々な要素を含みながらも、決して散らかることなくまとまっている素晴らしいゲームです。

何より、プレイした後の会話が弾みます。

ボードゲーム全般に言えることですが、ゲームをプレイした後、みんなでそのプレイを振り返るのは楽しいことです。

笑いながら、みんなで会話するのが僕は好きです。

今回のこの「お邪魔者」。

最大10人まで遊べるとあって、やはり大人数で遊んでもらいたいですね。

これから年末に向けて、家族が集まる日もあるでしょう。

そんな時はぜひ、「お邪魔者」をプレイしてみてはいかがでしょうか?

ゲームを通じて、1つ共通の思い出を作る。

それは何度でも繰り返すことができる思い出です。

1年ぶりに会った時、「あの時のゲーム楽しかったね」そんな風に会話が始まります。

皆さんも、1つ楽しい思い出を作ってみませんか?

それでは良い1日を!

他にも10人まで遊べるゲームがありますよ。