1.失敗とは日常である
人は常日頃、大なり小なり失敗するものだ。
その失敗を引きずるか、忘れるかの違いでしかない。
失敗は引きずるのでなく、次に進むためのステップと考えよう。
いかに次に活かすかを考えよう。
そのためにどうするか?
まずは自分を励ますことから始めよう。
自分で自分を認められなければ成長はない。
自分を認めるということは、自分の得手不得手を知り、成功も失敗も冷静に受け止めるということ。
他者に認めてもらうことに意識を向ける必要はない。
なぜなら、あなたはあなたの人生を生きているのだから。
家族、友人、先輩、上司、同僚。
みんなそれぞれの人生を生きている。
あなたは他者の命令によって今を生きているのですか?
違うと胸を張って言えるのなら、できるはずだ。
失敗を引きずらず、次に活かすことが。
まずは自分を認め、励まそう。
そして、次に活かすための糧としよう。
2.思うように進まぬ仕事
さて、僕は製造業に従事している。
今日は実質の仕事納めだった。明日以降製造は行われず、機械整備と大掃除に時間を費やすことになる。
やはり連休前、しかも年末となると仕事量は増える。
今日は、朝起きた時から憂鬱だった。
唯一の救いは休みが近いということだけ、出社してみれば案の定仕事の山。
これを終えなければ明日はこない。
いつものように覚悟を決め集中する。
自分にとってできる限りで全力を尽くすだけだった。
午前中を終えた段階で、仕事は半分も進んでいなかった。
この一月を振り返ってみても最悪の出来といっても申し分ない。
それほどの進み具合だった。
午後になっても進捗は振るわない。
冷静になれと心の中では呟いていたが、思うように進まぬことへの焦りは心を圧迫していた。
結局、定時間際になって、先輩の手を借りることになった。
仕事を終えることはできたが、なんとも消化不良な1日だった。
1年の最後にロクでもない仕事をしてしまったと落ち込む。
悔しさだけが残り、ただ1日の流れを頭の中で繰り返す自分がいる。
何が正解だったのか?
答えのない自問自答を繰り返していた。
だが、そこで冷静になり事実を認め、受け入れることにした。
やれるだけのことはやったんだと。
次に活かしていこうと。
3.言葉を変えて前向きに
前向きにとらえるには、どうしたらいいだろう。
そう考えていた時、思った。
君は充分仕事に集中し、情熱を持って取り組めたじゃないか。
僕は自分にそう言い聞かせた。
何故、この言葉が僕への励ましとなったのか?
それは、僕が今の仕事に対し情熱を失っていたからだ。
仕事なんてお金のため。
そう認識しながらも、どこか情熱を感じたかった自分がいる。
仕事を通して、人の社会の役に立っていく。
綺麗事のようだけれど、それができたらいいなと思っている自分もいる。
今日は、自分の仕事に集中できた1日だった。
評価される内容ではないことは重々承知している。
けれど、自分が出来る限り全力で挑めたことは僕だけが知っている。
そして、それでいい。
さあ、次に活かそう。
ゆっくりとだけれど顔を上げることができそうだ。
今日の失敗は自分の糧になる。
僕は信じている。
明日の自分が、今日の自分を越えていくことを。
あなたも落ち込んだ時は自分に優しく声をかけてあげてほしい。
あなたを幸せに出来るのはあなただけだ。
自分の笑顔のために今日を生きよう。
それでは良い1日を。