【10年後の君】きっと、多分、今が1番幸せ【10年後の自分】

1.今ここにいるということ

先のことはわからない。

さっきまでのことは変えられない。

ただ確かなのは、今この瞬間だけは幸せだということ。

「悩み」はある。

「問題」はある。

「苦しみ」はある。

だけど、「幸せ」もある。

気づかないとそのまま過ぎ去っていく「幸せ」が。

正直「幸せ」の指針はわからない。

「望み」が叶うことなのか、「欲しい」が手に入ることなのか。

僕にはわからないのだけれど。

ただ、今は「幸せ」なんじゃないかと思った。

妻は笑っているし、息子は笑っているし、僕も笑っている。

掘り返せば、いくつも出てくる「悩み」はとりあえず見ないふりをして。

この、「笑顔」だけを見ることにしよう。

2.歩んできた10年、これからの10年

僕は結構忘れやすい。すぐ忘れる。都合の悪いことなんてすぐに。

たまに妻が数年前に僕がいったことを憶えていて驚くことがある。

とっとと忘れてくれていいのに、と思うけれど、憶えていてくれてありがとうとも思ったり。

そう考えると僕が彼女のことをどれだけ憶えていて、どれだけ何かをしてあげられているだろうかと頭を巡らす。

「うーん」

今度、仕事帰りにお酒を買って帰ろう。

妻が好きなハイボールを。

僕はほとんどお酒を飲まない。だから、飲むということに関してあまり付き合ってあげられない。

けれど、時折会話が踏むことがある。僕はそれが楽しい。

趣味も、好みも違うけれど、たまに話し込んで2時間ぐらい経っている時もある。

それが楽しい。不思議だけどそんな感じの夫婦だ。

なんだかんだで十何年続いている。

きっとお互いの努力の賜物だ。

何が正しくて、何が間違っているのかはわからないけれど、とりあえず、まだ互いを尊敬し愛し合える関係が続いているということは、少なからず間違っていないのだろう。

僕は小心者だから、ついつい相手に気を使い過ぎてしまう。

相手を怒らせないように、相手を不快にさせないように立ち回ろうとする。それは結局、わが身可愛さゆえ。

真剣に相手と向き合おうとせず、面倒なことから逃げようとする。

無駄な時間はとことん無くしたいから。

楽に楽に生きようとする。

そんな自分に嫌気がさすこともあるけれど。

自分が受け入れてあげなければと思う次第です。

とりあえず肯定しよう。

自分を受け入れよう。

3.10年後なんてわからない、5年後だってわからない

息子がわが家の一員となってはや5年。

日々の成長に目を見張るものがある。

普段僕が仕事から帰ってくるとゲームしてるか、テレビ見てるか。

休日も朝からYouTube見てるか、ゲームしてるか。

口にするのはいつもゲームの話。

かと思いきや。

洗濯物に気付くといきなり畳み出したり。

料理を手伝いだしたり。

掃除しだしたり。

ありがとう。

我が子ながら感心させられる。

去年まで、だっこやおんぶをしていた気がするんだけど、もうしなくなった。

いや、させてくれなくなった。

悲しいような。心強いような。

思うに、僕は彼に対して父親「らしい」ことをしてあげられてない気がしている。

積極的に遊んであげようとしないし。

何かを教えようとしないし。

父としての「背中」を見せてあげられてないし。

自分のことばっかりだし。

彼は僕のことをどう思っているんだろ?

「スマホばっかり見てるおじさん」

かもしれない。

僕は「威厳」というものをとうに手放してしまったから。

いらないものだったから、自分の生きたいように生きてたらなくなってたよ

息子と向き合うときは、ふと残り時間を意識します。

とりあえず僕と同じだと仮定して、18歳で旅立っていくのかなぁと。

だから残りは13年。

いや、もうすぐ6歳だから12年か。

それが、家族として密接に過ごせる残り時間だと考えています。

出て行ったら中々帰ってこないだろうな、と自分を鑑みて思うわけです。

僕もあまり実家に帰らないしね。帰りたい気持ちはあるけれど。

で、覚悟というほどじゃないけれど、1日1日を大事にするようにはしている。

しているんだよ。わかりにくいけど。

冬の寒い朝、寝惚けまなこで起きてきた息子。

僕はこれから仕事へ行こうとしていた。

そっと抱きしめてみて、小さな体の暖かさを感じた。

なぜか少し泣きそうになった。

なんてことはない日常のはずなのに。

仕事に行きたくなかったからか、それとも、この瞬間は2度とないと感じたからか。

10年後、僕と息子はどんな関係性を築いているんだろうか。

楽しみですね。

4.自分は正しい道を歩んでいるのか?

こればっかりはわからない。

未来を予想しながら生きているわけではないし。

とりあえず、今のところ間違っているとは思わないけど、先のことはわかりません。

振り返ってみると小さな後悔はある。

だけど大きな後悔は今のところないかな。

こうしたい。こうなりたい。っていうはっきりした1つ、2つの目標を胸に日々を生きていくだけ。

結果どうなるかはお楽しみ。

いつ他にやりたいことが出てくるかわからない。

そんなときは柔軟に自分を変化させていこう。

正しい、正しくないという基準ではなく、自分が生きたい生き方をしたい。

日々の積み重ねを大事に。

1歩1歩、ゆっくりでも良いから前に進んでいこう。

5.まとめ:人生を振り返る

人が過去を振り返る時、ネガティブにとらえていないだろうか?

過去の失敗だったり、過去の栄光だったり、社会情勢だったり。

でもそれらは終わってしまったこと。

今から目を逸らしていないだろうか?

今に集中しよう。

過去があるからこそ今がある。

今を認めよう。今の自分を、社会を、他者を。

「今ここ」を受け入れることで心がスッと軽くなる。

反発しようとするから、心に霞がかかる。

未来のことを見過ぎていては心がくもる。

不安と、焦燥感が自分を苦しめる。

思うようにはいかない。それは当たり前。

この世界に生きているのは自分だけじゃないから。

心を落ち着かせよう。

さあ、肩の力を抜いて。

目を閉じて。

頭の中を空っぽに。

呼吸をゆっくり。そして、呼吸に集中。

ゆっくり、ゆっくり。

それでは、良い1日を。