16号でハクビシン発見
散歩中の出来事。
目の前を通り過ぎる小動物、猫とおもいきやちょっと違う。
頭部に白い筋が見えます。
そう。この子は「ハクビシン」。時折問題になり、ニュースで見かけるあの子です。
まさか、こんな国道16号のすぐそばで見かけることになるとは。
しばらく眺めていましたが、やがて背後の廃墟に消えて行きました。
ちなみにこの廃墟。先日惜しくも閉店してしまったJNファミリーです。
【JNファミリー】相模原市中央区にあるスパ&ホテル。37年間の歴史に幕。【ありがとう】
いつのまにか彼等の住処となっていたんですね。
しかし、今は解体工事の真っ只中。
彼等は住処を追われるでしょう。果たして次はどこへ向かうのでしょうか?
ハクビシンへの思い
ハクビシンを見ると思い出すのは、故郷で過ごした日々の事。
僕の祖母はチャボを飼っていました。
10羽ほどでしょうか。
庭に放し飼いされていて、僕はそれを眺めるのが好きでした。
毎週、祖母の家へ遊びに行っては、庭を歩き回るチャボたちをあきもせす眺めていたものです。
今でも心のどこかで、チャボを飼いたい気持ちがあるのは、その時の風景が心に焼き付いているからでしょう。
そんな楽しい日々を過ごしていたある日。祖母の家に遊びに行くと、なぜかチャボの姿がありませんでした。
たくさんいたはずのチャボが、1匹もいなかったのです。
僕は一抹の不安にかられました。
しかし、僕は希望を捨てませんでした。
きっとどこかにいる。そう信じて祖母に問いかけました。
「チャボはどうしたの?」
祖母はあっけらかんと答えました。
「ハクビシンにやられたわ」
(ハクビシン?)
当時、僕はハクビシンがわかりませんでした。
イタチみたいなやつだと教えられ、なんとなく想像できたくらいです。
僕は悲しみました。なぜなら友を失ったのです。
落ち込みました。ただ、チャボがいなくなったという現実を受け止めるしかありませんでした。
僕は、まだ見たことのない、ハクビシンを恨みました。
時間の流れと共に恨む気持ちは薄れましたが、ハクビシンをニュースで見かけると当時を思い出します。
そして、とうとう遭遇したのです。
怒りに震えるようなことはありませんでしたが、子供の頃の思い出が懐かしく蘇ってくるのをしみじみと感じていました。
遠く離れた故郷を思い、皆の健康を願うばかりです。
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ハクビシンはどこへ行く
町の中で生きる彼等は、果たしてどうやって生きていくのか?
人との共生も難しいでしょう。
悲しい結末にたどり着く前に、なんとか安全な住処を見つけてもらいたいものです。
願わくば、互いに幸せが訪れますように。
それでは良い1日を。