【桜の季節】朝昼の散歩。写真を撮りたくなる美しさ。【神奈川県相模原市】

相模原市早朝の桜

1.早朝の桜

朝6時半。早朝の散歩を楽しみながら思わずシャッターを切る。

というかスマホの画面をタッチする。

相模原市の市役所さくら通り。

桜の花のアーチをくぐりながら歩く。

さくら通りの桜は圧巻の一言、どこまでも続く桜の天井を見上げながら歩くと夢のようで現実を忘れるほど。

いつまでもここに佇んでいたくなる。そう思わせる場所。

こんなにも桜を見、撮るのは数年ぶりのこと。

「桜が咲いたな」

「春がきたな」

程度に思ったことはあったけれど、じっくりとながめ、春の訪れを喜び噛み締めたことはなかった。

昨今の事情もあったからかもしれない。閉塞された時間から、ほんのわずか解放されたような気がして高揚したのかもしれない。

今、桜の美しさに喜びを感じている。

ほんのわずかな時間だからこそ、しっかり堪能しよう。

桜を見上げながら写真に収めている。

さて、どれも構図が似てしまう。

余計なもの写さないようにと考えると、どうしても引きで撮れなくなってしまう。

そして、逃げられない電線。

どこまで行ってもついてくる、まるで影のよう。

文句があるなら別の場所に撮りに行けばいいのに。

確かに。

いいんです。ここが近くて好きだから。

2.車中からの桜

昼近く妻に運転を任せ、僕は写真を撮る。

いい天気。日差しが降り注ぐ。

車内に吹き込む風が心地いい。

車中でみんなが桜を見ているからか、普段渋滞など起きないこの道が混み合っている。

なかなか進まない車。一台一台ゆっくりと進む。

僕らは桜に包まれ春を楽しむ。

渋滞は好きじゃないけれど、こんな渋滞なら悪くない。

僕を含め、道ゆく誰もが桜を見上げ、写真を撮っている。

小さな子供を連れながら歩く若い夫婦。

幸せそうで何より。

歩き始めたばかりの子供が、優しく転ぶ姿を見て、思ず口元が緩む。

いい日和。

太陽は優しく、空気も優しい、ゆっくりと進む時間の中、温かさで満たされている。

誰もが幸せそうで、僕も幸せ。

3.桜の季節

桜の季節といえば「フジファブリック」の名曲を思いだす。

「フジファブリック」は、僕にとって思い出深いバンドだ。

書き出すと長くなるので書かないけれど。

桜の季節は別れの季節。

旅立ちの時。

悲しみと喜び。

いつの日か息子が旅立つ時、僕はきっと泣いてしまうのかな。

なんて考えていたら悲しくなってきた。

まだまだ先のことだけど、あっという間にやってくるだろう。

その日が訪れる前に、別れを旅立ちと喜べる心を持ちたい。

人の喜びを、共に喜べる人になっていたい。

日々、少しづつ成長していこう。

自分の速度で歩いていこう。

それでは良い1日を。

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