1.減っていた夫婦の会話
妻との会話が少ないことに、僕は自覚していなかった。
以前、妻から指摘されて意識するようになった。
あなたもそうではないだろうか?
忙しい仕事から帰ってきたり、育児や家事で疲れ果てているとパートナーとのコミュニケーションを疎かにしてしまっていないだろうか?
僕もそうだ。
仕事から帰ってくると、とりあえず休みたい。スマホをいじりたい。
ゲームをしたい。テレビを見たい。
肉体労働ということもあるが、帰ってきて座ると立てないのだ。
それでいて、喋る気力も失ってしまう。
申し訳ないとは思いつつも妻には断片的な言葉でしか会話ができない時があった。
子供が生まれてから4年間は特に辛かったと思う。
右も左もわからないまま、妻は奔走してくれた。
僕なりにできることはしてきたつもりだったが、今思えばまだまだ至らない点が多かったと反省している。
そんな状況の中で、僕らの関係性はよく持ち堪えたと思う。
いつ破綻してもおかしくない状況だったにも関わらず、今を迎えられていることに感謝しかない。
コミュニケーションの大切さを実感したのは、他でもないこの2020年だ。
2.2020年という1年
この1年間は誰にとっても特別だったと思う。
内容は人それぞれだけれど、大なり小なり影響はあったはずだ。
僕もそうだ。
会社が時短営業になり、早く帰ってくる日が続いた。
仕事をする時間が減ったおかげで疲労も少なく、いつもより家族とのコミュニケーションが増えた。
僕はこれをチャンスと捉えた。
確かに、世界は未曾有の危機に覆われているが、自分も家族も無事であるうちはもう1度家庭というものを見直そうと決めた。
とはいえ、難しいことは何1つしていない。
会話を増やし、家族と触れ合う時間を増やすようにした。
本当に難しいことは何1つない。
それだけで、家族への見方が変わった瞬間だった。
それまではどこか妻の機嫌を伺ったり、息子の成長を見なかったり、逃げ腰のまま家庭で過ごしていることが多かった。
しかし、今は「皆、対等な家族である」という意識のもと妻と息子と過ごしている。
そして、もう1つ大切なこと。
妻の目を見、息子の目を見る。
僕はいつの間にか、人と人が接する基本的なことができていなかった。
妻にも指摘されたことがある。
「あなたは目を見ない」と。
あなたは妻や夫、子供と目を見て話しているだろうか?
意識して目を見るということが意外と大変だということを僕は知った。
3.夫婦であるということ
僕ら夫婦は滅多に喧嘩をしない。
この2020年の特殊な環境下にあっては、むしろコミュニケーションが増えたことによって、より良好な関係性を築くことができている。
そんな僕が、妻と話すときに意識していることがある。
妻を名前で呼ぶということだ。
これもまた妻に散々指摘されてきた。
僕は妻のことを「君」や「あなた」で呼んでしまうことが多々あるので、このことは今後も意識していかなければならない。
あなたも、妻や夫の名前で呼んでみたらどうだろう?
「パパ」や「ママ」、「お父さん」や「お母さん」。
こうして書くと自分の伴侶に対する呼び方に疑問を抱かないだろうか?
さて、良い夫婦の関係性を維持するにはどうすればいいかと考えた時、僕が思うのは「互いを尊重する」ということだ。
妻のやることに僕は口を出さないし、妻も僕のやることに口を出さない。
時々は意見をいうがその程度だ。
何も好き勝手やっているわけではない。
生活に支障をきたさない範囲で好きなことをするのは間違っていないはずだ。
そして、やはり各々好きなことをやっている時は相手が輝いて見えないだろうか?
楽しんでいる姿を見るのはこちらも楽しくなるものだ。
そう、「妻」は「女」であり「夫」は「男」なのだ。
互いに忘れてはいけないことだと思う。
互いが魅力的な存在であり続けるべきと僕は思い、生活している。
4.まとめ
あなたは夫婦生活がうまく行っているといえるだろうか?
原因が裏切りであるならば、修復は難しいだろう。
しかし、相手の魅力によるものならばまだ改善の余地はある。
まずは伝えてみてもいい。
もっとこうして欲しい。自分はこうしたい。
言葉で伝えてみよう。
会話というコミュニケーションはやはり、夫婦間だけでなく人間関係の基礎だ。
そして、己を見つめてみよう。
相手に求めるばかりでなく、果たして自分は相手にとっての魅力となれているかを見返してみよう。
まずは自分から、相手を変えるのでなく、自分を変えてみよう。
夫婦で過ごす時間は長い。
両親の子供として過ごした時間をとうに越えて、愛する1人の人と生きていく。
喧嘩をしている時間がもったいない。
穏やかに過ごす日々の平和に浸っていたいと僕は思う。
ちなみに僕は夫婦生活が破綻してはいけないと思っていない。
正直なところ、無理だと思ったらすぐさま別れた方がいいとさえ思っている。
あなたが幸せになることから逃げてはいけない。
幸せを望んでいいし、幸せになっていい。
そのために現状を変えなければならないなら、すぐさま行動に移すべきだ。
時間は待ってくれない。だからこそ行動しよう。
その行動があなたを幸せに導いてくれる。
必ずあなたは幸せになれる。
諦めないで今日をいきましょう。
それでは良い1日を!