【離婚】別々の道を生きるということ。友人夫婦の別れを寂しく思う。【決断】

離婚は悪いことじゃない

結婚してしばらく2人で過ごすと、互いに合わない部分が見えてくる。

付き合っていた頃にはわからない、小さいようでいて、やがて大きくなる溝が。

他人同士なのだから仕方がない。

そして、それはどんな家庭にもある。

我が家でもそう。

きっと、妻も言わないだけでそう思っているはず。

長く続いているのは、他人同士が一緒に過ごすということはそういうことだ、と互いに受け入れているからだろう。

僕も、妻も、相手を尊重することで日々うまく過ごしている。

だが、もしうまくいかなくなる日が来たらどうだろうと考える。

別れることになったとしたら、受け入れることができるだろうか?

「離婚は悪いこと」と考えている人はまだ、多いのではないだろうか?

僕は、一緒にいて辛いなら、別れることも視野に入れていいと思う。

辛く、苦しい日常など送るべきではない。

そのためにも、夫婦互いに自立を意識した行動をとるようにしたい。

妻は専業主婦だが、僕は自分のことはできる限り自分で行うようにしている。

例えば、朝は僕は起こされることなく起き、自分で弁当を作る。

休日も必要と感じれば家事をするし、食後の皿洗いは基本的に僕がやるようにしている。

育児も家事も、2人で協力すべきだ。

互いに依存し合うのではなく、互いに支え合い協力して家庭を築いていきたい。

果たして、そう願う僕は愚かなのだろうか?

友人夫婦の別れ

ある日の午前、友人から「離婚する」と連絡が来た時、しばらく言葉も感情も失った。

立ち上がる力を無くし、しばし、動くことをやめた僕の頭の中では、友人夫婦と遊んだ記憶が次から次へと思い出されていた。

友人夫婦と僕と、もう1人友人を交えてよくボードゲームをしていたものだ。

今、人が集まることは憚られ、距離を取ることを求められ、外に出ないことを良しとする情勢で次会う日を心待ちにしていた中の出来事だった。

ただただ、僕は寂しくて仕方がなかった。

友人を1人失ったのだから。

のちに話を聞くと、夫婦間に金銭面の問題があり、奥さんから別れを切り出したとのこと。

電話口の友人は、「10:0で俺が悪い」と力ない声だった。

「なるほど」と、僕は相槌を打つことしか出来なかった、友人に対して糾弾するつもりはないし、奥さんが別れを切り出すのも理解ができた。

「ただ、寂しい」

これは僕の心からの言葉。

他意はなく、もう遊ぶ事はできないんだという現実が身体にのしかかった。

別れは辛い

別れはいつだって辛い。

楽しかった記憶は消そうと思っても消えるわけじゃない。

友人の辛さを想う。

それは、僕の想像の範疇では到底計り知れない。

早々に、語り合える日が来ることを願う。

職場といい、プライベートといい、今年は別れが多い。

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随分と生きてきたけれど、全く慣れることはない。

別れはいつだって辛く、寂しい。

出来ることなら、今年はこれ以上別れが訪れませんように。

それでは良い1日を。